仕事って朝一すべると、その日一日グダグダになると思わない?
朝一番の運、不運ってあるのかな?
なんで、こんなタイトルなのかというと、
今日の出来事。
朝一番の現場でのまさかのトラブル。
で、その日に行くところ、行く現場が・・・なんか上手く行きませんでした。
なんかその日一日、こちらの思惑通りに仕事が進みません。
で、このタイトルです。
僕たちの仕事でジンクスと言うのでしょうか…相方とも良く話していますが、「朝一に滑ると、その日の仕事がダメダメになる」ほんと不思議ですけど。
これ、先代の社長時代から続く我が会社の変な伝統ですね。
笑えませんけど・・・
こちらの会社にお世話になることになり、(職人なんで道具持って会社を渡り歩きます。その当時ですけど・・今はそんなんありません)先輩たちからも教わりました。
「朝さえ乗り切れば、あとはバッチリやで」と。
最初は意味なんて解かりませんでしたが、後々にわかることになります。
若かかりし魔の年度末のできごと。
当然仕事も現場もフル回転してます。
しかも、人も足りないギリギリの段取りで、一日に何軒も現場の数をこなさないといけません。
そんな中、先輩と共に朝いちばんの現場に移動。現場に到着し早速作業に取り掛かろうとすると、何故だか建築さんとガッチンコ。「あれ、そちらは明日ちゃうの?」
と建築の職人さんに言われ、元受に確認を取ること5分後。
「すいません。こちらのミスで段取り違いでした。後日にゆずってもらえますか」と言われました。僕らはどうすることもできずに、了解し次の現場に移動します。
次の現場では割と順調に進みますが、ここでまさかの材料切れ!
急遽、材料屋に追加の配達をお願いしました。
しかし「すいません。その材料明日にならないと入らないです。明日でいいですか」
うちの社長に連絡し、できるところまで作業を終わらし、仕方なく帰社します。
すると先輩が「な。言うたやろ。朝一すべると、なんかアカンねん」
そういう意味だったのか!とその時気づきました。
朝一に滑らないように、前々日、前日にシッカリと準備する
「そんなん、前準備がしっかりとできてへんからやん!」
と御叱りの声が聞こえてきそうですが、何もしてないわけじゃありません。
やっぱ、その日一日気持ちよく仕事したいので、前々日、前週から準備は怠りません。
外の仕事が多ければ、天気予報をチェックし、元受さんとも打ち合わせ、前日の確認。材料の手配から職人さんの手配まで、きっちりとするんですが…
よく先代が言ってました。「現場は生もの。何が起こるかわからへん。きっちり準備したつもりでも、いくつもの業者に人間がさまざまな思惑を持って同時に作業する所。上手くいくのが不思議なぐらいやで。だから何があってもへこたれんと、事前の準備もやらんとなあ」と笑ってました。
きっと僕のイライラした顔が見えたのか、そう言ってくれました。
「なるほど・・現場は生もの」
確かにその通りだと思い、妙に納得して帰ったのを覚えています。
それでも、この「朝一のジンクス」がまだまだ付きまとう我が会社。
それでもめげずに、おっさんは頑張るのだ。
朝一がダメダメだろうが、その日一日仕事に向かっていくしかないのだから・・・