禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

怒られ慣れるってのも難しいと思うのです。

若い番頭さんが、段取りのミスで怒られ凹みまくる

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休憩時間に車の中を覗く。

すると、元受の若い番頭さんが、誰もいない車の中で電話でペコペコ。

明らかに怒られてる様子です。電話が終わったの見越して話しかける。

すると「もうカクカクシカジカで、てんやわんやで、どうしよう・・・・」

と怒られすぎて一人パニック。

僕は「とにかく落ち着いて。先輩や上司に電話して聞いてみたら。」

 

すると「でも・・・また怒られるし・・」と番頭さん。

「怒られるのも仕事のうち。どうせ黙っていてもすぐバレテ怒られる。結果は一緒やで」

「そうですよね」

「そう。自分の先輩もよう怒られてたで。だから大丈夫。アドバイスくれるよ」

すると、電話をかけ始めた番頭さんでした。

ここで、フトおっさんが思ったことを書いていきます。

人間怒られすぎるとダメになる

「若いうちは怒られてなんぼや!」と僕も若いころはそう言われて、

しょっちゅう怒られてました。

なんせ、「気の荒い」職人の世界。

毎日、毎日、怒られ、理不尽なことでも怒られて、耐えまくって仕事を覚えてきました。しかもその当時はまだ「仕事は目で見て盗め」の世界。

だーれも教えてくれません。泣こうが喚こうがいきなり現場に一人で放り込まれ、

失敗して怒られて覚える。

毎日そんな生活ですから、そのうちに「すいません」と顔だけは誤り、心は「やかましいわ!いつか見とれよ」となっちゃいました。

でもその当時は「怒られて死のうとか、オレもうアカン」とかは、まったく思いませんでした。

怒る人も真剣に上手に怒ってくれたから

これに尽きると思います。

僕を怒ってくれた先輩たちも「普段」は気のイイおっちゃんでした。

怒るときも、真剣な眼差しで怒ってくれましたし、更に追いつめるような怒りかたや、ただの感情で怒ることはありませんでした。

更に必ず逃げ道のある起こり方でした。今思えば本当にありがたいです。

誰かが怒ると必ずフォローの先輩が出現

そして、僕が怒られると、必ずどっかから先輩が「飯でもいこか」と誘ってくれました。これも後から解かるのですが、「怒った先輩」が頼んでいたそうです。怒ったしフォローしてと。

僕ら現場の人間の良いところは、強面でも人情熱い人たちが多い世界です。

今は僕もいつのまにか逆の立場になりました。

怒り方が下手な人が怒るとただの「イジメ」になってしまう

こんな怒られ慣れした僕でも、さすがに凹んだというか・・・エグイこともありました。

明らかに悪意のある怒られ方をされると「人を死に向かわせる」ことがある。

しかも囲まれ逃げられない中、密室での長時間の罵倒。

これは正直、精神を破壊されました・・・

この場合は悪意あるときですが。

でも怒られたことがない人が、人を怒るとどうなんでしょう。

怒り方が分からないから、単なる感情で追いつめる。

理詰めで心の逃げ道を無くしていく。

そんな怒り方を毎日されたら、さすがに誰でも「心」が折れてしまいます。

僕のお世話になった先輩は

「怒るときは逃げ道も作ってあげないとあかん」

と言われてました。

「追いつめても人は納得や反省はしない」

「壊れるか恨むかの2択になってしまう」

「そうならない為には自分以上の人にとの思いで怒る。・・・愛情というか。それに、いつか歳いった時に怒った人たちに、逆に仕事で使ってもらわへんとあかんしなぁ!」

とガハハ笑いしてました。

今の人たち?そんな言い方もおかしいですが、怒られ慣れてないというのも違うような気がします。

怒る方も怒られるほうも、互いに慣れてないのだと思うおっさんでした。