喫煙と歯槽膿漏との関係
奥歯がグラグラしたのは十年前から
実は奥歯がグラグラと揺れ出したのは、10年ぐらい前からなんです。
その当時はまだまだ若くて血気盛んなころ。
歯茎が膿んで痛いので溜まらず歯医者に。
そこで歯肉炎の診断を受けます。
そして僕の担当の歯科衛生士の美人先生に「タバコ辞めないと歯が無くなりますよ」と言われた僕は、なんと!
「タバコという楽しみまで奪わんといて」
と言ってしまった。
本当にバカですね〜。自分で言うのもなんですが。
でも、この当時の僕には大問題だったんです。
仕事の危機に様々なストレス要因で身も心もボロボロでした
この当時は、仕事が激減した時期で、恐ろしいほどのストレスを感じて生きてました。仕事がないから、給料も減り、当然お小遣いもカット。
その当時は「パチンコ」もやっていたので、一切のギャンブルを辞めました。
何よりも「仕事が無い」というストレスは想像以上に心を痛めつけます。
これは「忙しくて死にそう」より、はるかに重くおもーくのしかかってきます。
更に他の記事でも書いたようなことに巻き込まれ、唯一の心の救済がタバコとお酒でした。だから子供のように先生に「タバコまでとりあげないで!」と叫んでしまいました。
その当時にタバコを辞めれば奥歯2本はまだ無事だったかもしれないです。
たばこのヤニが歯と歯茎の間に溜まっていく
ダンディー先生に教えてもらったのですが、この「ヤニ」がクセモノです。
歯槽膿漏の原因は「プラーク」と言われる歯石が原因で引きおこります。
この歯石が歯と歯茎の間に蓄積され、更には歯茎の奥にまで侵入していきます。
で、このプラークには「10億」の細菌が居るといわれ、この細菌がネバネバと粘着質に変化しながら、歯周病や虫歯の原因になります。
こうなると厄介で、強力な粘着質で普通のブラッシングでは取れなくなります。
さらにだんだんと歯茎の奥に入ると、もう歯磨きで取ることは不可能。
細菌はやりたい放題!歯を支える大事な骨を溶かしていき、支えられなくなった歯が抜けてしまうという、最悪の状況を作り出していきます。
これが一般的な歯槽膿漏です。
しかし!ここに「喫煙」が加わると更に最近の繁殖を加速させます。
なぜなら「たばこのヤニ」こいつが歯に付着するからです。
皆さんも知ってますよね〜喫煙所の壁。どこの喫煙所でも壁と天井は黄色いというか茶色です。
きっと掃除とかするときに、触ったことがあるはず。
「ネバネバして洗剤つけても中々とれない」頑固な汚れ「たばこのヤニ」
このヤニが歯に付着し、更にプラークが付着。ネバネバのヤニなんで、プラークが付きやすく、しかも落ちにくい!ひっついて離れない!そして再びタバコを吸い、更に覆いかぶさるように、ヤニがつく。その上にまたまたプラークが!もうヤニとプラーク(歯石)のミルフィーユ状態だ!こうなったらもう、歯ブラシでは太刀打ちできません!
歯医者で洗浄してもらうしか方法はありません。
しかも、たちが悪いことに、まったく痛くないので気が付きません!
そして歯がグラグラとなり、ぬけそうになったことに、ビックリして歯医者に行くことに・・・そして歯槽膿漏宣告を受けて抜歯となります!
いや〜恐ろしい!怖いですね〜。でも十年前は怖いより、生きていく苦悩とストレスのほうが大きかった。だから上のような発言をしてしまったんですね。
壁についてるタバコのヤニって舐めれないです。でも「タバコを吸う」という行為はきっとそれと同等、いやそれ以上の行為であることは間違いないです!
でも、それを度外視しても「うまい」と感じてしまうんですよね〜たばこって。
実際「食後の一服」最高ですもんね〜はぁ・・・・・
でも頑張って禁煙を継続しようと思うおじさんでした。