禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

家族が揃って天壇の焼肉

ぐるなびお題「思い出のレストラン」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/gnavi201503

子供の頃連れて行ってもらった焼肉屋さん。

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僕が子供の頃って、外食とかはホントに滅多にないことでした。
ほら「サザエさん」で外食って聞いて、カツオがはしゃぎまくるあの光景。
まさに、あんな感じです。


田舎から親戚が遊びに来たり、父親の会社の後輩や先輩などが来ないと、100%ありませんでした。
しかも、うちは京都でも超田舎だったので、近所には何もありません。
(そのころは、まだ舗装もされてない、ガタガタ道でした!)
今でこそ、近所にもいろいろな飲食店もできましたが…。
でも、その当時、お客様が来られた時は、決まって行ってたところ、焼肉の天壇祇園店でした。

僕らの子供の頃は超高級な料理

京都で焼肉といったら天壇でしょう

昔々ですから、焼肉と言っても、今ほどポピュラーな食事じゃなかったような気がします。
今では焼肉屋さんに、家で焼肉なんて普通ですよね。
でも、僕が子供のころは、ステーキに並ぶ贅沢な食事です。
(僕は逆にステーキを食べたことがなかった)
学校で自慢できるぐらいでした。
その時は「お客様んが今日来はるし、うち今日は焼肉食べに行くねん!」と鼻高々!するとみんなが「いいなあ」
「私とこ長いこと食べてへんわ」
など、みんながうらやましがるんです。
で、僕はこの日だけは寄り道もせす、全力で家に帰ります。
そう焼肉を楽しみにして!
そして父たちと待ち合わせの天壇に母と電車で向かう。
当時は京阪電車路面電車だったから、窓に乗り出して街なみを覗く子供でした。
で、四条河原町で下車して祇園店に向かいます。
子供の頃、輝くネオンや街を見て「都会に来たぁ!」と意味なく感動。
さらに南座の看板に驚くのだ。
そして天壇祇園店に到着。外観も今とそんなに変わらなかったと思います。

駐車場の車ごと回る台に驚き、更にはしゃぎ回るのでした。

天壇に行く時は少しだけ小洒落た格好

そして掘り型のテーブル席に案内されます。
昔ですから無縁ロースターなんてなし。
店にあの独特の匂いが立ち込める。
天壇のタレって独特のタレ、だからそのタレの付いた肉を焼く匂いも独特でした。
でも食欲をそそるいいにおいです。
父親がお客んさんと談笑しながら、テキパキとメニューを決めて行きます。
みんなが笑顔で、ビールを飲みながら、焼肉を焼いていく。
僕は一番ちびっこなんで、美味しく焼けたお肉が、小皿に乗っていく。
それをタレにつけて、白ご飯の上に乗せて食べるのだ!
某漫画のように「焼肉といったら白飯だろうが」とは言いませんが、僕も子供心にとても美味しくて幸せでした。
大人たちは、生ビールをお代わりして、子供の僕はオレンジジュース。
こんな時しか、ご飯を食べながらジュースなんてありません!でもちびっこなんで、すぐにお腹がいっぱいになる。
そしてたらもう退屈です。退屈なんで、うろうろして怒られる。でも楽しいO(≧∇≦)o
僕が食べたのは「カルビ」「ロース」「ミノ」多分これだけ。
名前もしっかり覚えてますから。
今では、もう天壇もいろいろな場所にあるし、珍しいこともないですが…でも、
あの頃はやはり特別でした!
父も母も他界して、あの頃のような「特別で楽しい時間」は戻らないです。
でも、とても美味しくて、幸せな時間と思い出を、もらうことができました!
天壇さんありがとう(v^-゚)今度は僕の家族を連れて行きますね。