禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

荒くれ者たちが多かった現場。でも今は・・・

血気盛んな若者が少なくなった?

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先日、仕事仲間と話していて思ったこと。

その友人が言うのは「最近、現場で荒れた連中を見ない」と・・・

僕たちがいわゆる「ぼんさん」と言われる世代は、なんせ血気盛んな人たちだらけでした。

 

バブル絶頂期で仕事も沢山あり、職人さんが仕事を選べる時代でした。

気に要らないと、途中で辞めてしまう人たちも居ました。

今では信じられない光景です。

短い工期での中、あらゆる業者が協力して、「モノ」を建てるというより、

早く終わらして次の現場に行きたい→もっと儲けたい!

こんな構図でしたね。だから割と我がままで、ワレが先という人たちが多かったです。

だから、段取りも上手くいかない状況で、僕も何度もどつかれそうになったり、逆の場合もありました。

基本「ヤンキー」な人々が、圧倒的に多い職場。

監督さんの言うことを聞かずに、逆にキレル人たち。

しかも、職人を確保するのが先決で、あまり文句も言えない監督さんたちも多かったです。

今こうして書いてると、正常な状態ではなかったように思えますね。

でも、なんとかモノは建っていくんです。凄い早いスピードで!

その時の職人さんは、確かに気は荒いですが、どんなに遅くなろうとも「意地」で工期に間に合わせる人々も多かったです。「負ける」のが大嫌いな人たちですから。

「できない」とも言いませんでした、言ったら負けみたいで。

僕たちは、そんな先輩たちに揉まれてやってきました。

喧嘩が少なくなった理由は・・・

今の現場は段取りを優先し、いかに効率よく、無駄を省き、綺麗にモノを建てるのかが、問われる時代です。

だから、そんな我がままが通るわけもなく、段取りが最優先され、逆に喧嘩などおこらなくなったのかと思います。

その分、監督さんや番頭さんの負担は増えたのかなと。

それに、揉め事をおこすと「仕事を干される」というペナルティーが生まれます。

たぶん、これが一番の決め手になってる。

僕たちは「バブル崩壊」「ネットバブル崩壊」「リーマンショック」「震災不況」と四度も仕事のない恐怖を味わってきました。

この「仕事がない」恐怖は、本当に心を蝕み、いわゆる「ヤンキー」とか「荒くれ者たち」の心にトラウマを刻み込みました。

だから、割と現場は平和です。タマに勃発するときもありますが・・・

誰も喧嘩とか争いなど起こしたくないですし、「平和」な日常がおくれることを望んでいます。

友人は寂しげに言いましたが、僕としては今の平和な感じのほうがいいと思うのです。