禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

仕事を長く続けるということ

職場という今まで戦った場所を去るということ。

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僕のWワーク先の所長さんが、
辞めることになった。
理由はいろいろとあると思うのだが、
何せよ、いつも笑顔で
「行ってらっしゃい」
「お帰りなさい」
と、周りが良く見渡せるデスクから
声をかけてくれた。

 

そんな所長さんの姿も
今日を最後に見ることはない。
そう思うと少し寂しくなった。
僕がバイトを始めて、3ヶ月。
今でもかなり不安なこともあるが、
この所長さんの笑顔で大分と心が救われた気がする。
 
一人デスクの片付けをする
 
そして僕の目線に写るのは、
所長さんが一人で、黙々とデスクの片付けをする姿だった。
僕は何故かその姿から目が離せない。
なぜなら、初めて見る光景だから。
 
僕はサラリーマンの経験が無い。
だから、同僚や上司が会社を去る姿を見たことがなかった。
例えば、同僚や上司が地方に移転など、
そんなことは、僕の職人としての人生では、
経験がなかった。
 
僕達、職人も道具一丁で、
会社を移動する。
でも、道具といっても、車に積んでいるので、実際には「別れ」といっても、
自分の机があるわけでも無いので、
割とひっそりと立ち去る事が多い。
たまに送別会をしてくれる所もあるにはあるが…
 
次の日に同僚が余所に移動したと聞いたり、
割とそんな感じだった。
しかも、職人の世界だから、
余所に移動しても付き合いが全く無くなるという事はない。
むしろ、仕事で応援にいったり、来てもらったりと、
互いに連絡したりするようになる。
だから「本当にお別れ」という感じはなかった。
 
でも、この世界では違った。
 
僕の目に写るのは、まるでドラマのように、
今まで戦った場所でもあるデスクの物を、
せっせとダンボールに詰め込む姿だった。
いろいろな人が最後の挨拶にいく。
僕は躊躇してしまって動く事ができない。
 
でも…
 
人が途切れた瞬間に、勇気を出して挨拶をしにいった。
 
「この3ヶ月ありがとうございました。
これからもう少しお話したりできると思ったのですが、残念です。」
すると、
「本当にそうだね。これからも、この仕事を長く続けて下さいね。それが大事ですから。」
と最後にあの笑顔で、
アドバイスしてくれた。
 
僕は「ありがとうございます。頑張ります」
としか言えなかった。
 
なぜなら、僕の心の奥にある、
本当の気持ちを見透かされたからだ。
 
そう、
「長く続けること」
これだ。
 
僕の本心は早くWワークを辞めたいと思っているからだ。
 
でもそこをすっと見透かされた。
あの笑顔で。
 
どれくらい続けること事ができるのか?
それはわからない。
でも、この所長さんに応えられるように、頑張りたいと思った。
 
 
 
 
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