禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

【ジワジワ来る恐怖】予期せぬ来訪者【中編】

時間がたってから恐怖はやって来る!

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今週のお題ゴールデンウィーク2015」
ということで、続きなります。
僕は、前回のエントリーで書いた通り、お通夜に行ったので、ここからは妻から聞いた話しになります。

夕方のけだるい時間。

ゴールデンウィークに入ってから、連日のような夏のような陽射し。
パートから疲れた体を引きずるように帰宅した妻「こずえ(仮名)」。
「ただいま」
「お帰り」と娘「みか(仮名)」
「ちょっと…暑いのに、窓開けて」
暑いなか、満員のバスで帰って来た、こずえは、イライラしたおももちで、みかに言った。
「わかった」
イライラした様子を感じた、みかは、すぐにベランダの窓を開ける。
「あのね、みか。母さんちょっと疲れたから横になるわ」
そう言いながら、ベットに向かうこずえ。
「うん」

そしてしばらくて、父が帰って来て、すぐにお通夜に行くと家を出て行った。

その後すぐに、「ピンポン」とインターホンが鳴った。
母は相変わらず寝ている。
気づく様子もないので、
娘の「みか」がインターホンに出た。
「はい」
「すいません、○○設備と言いますが、先日チラシにも入れた、設備の点検に来ました」
と少し強い口調がインターホンから帰って来た。

「ちょっと待って下さい」
自分ではどうして良いのか、わからない「みか」は母に聞きに行った。
「お母さん、なんか設備の点検に来てはるよ。」
「う~ん。そう…」
よほど疲れてるのか、起きない母。

しかし、インターホンには、設備業者さんが待っている。
みかは、インターホンに向かって、「どうぞ」と言い1階のオートロックを開けるボタンを押した。
普段ならきっと、誰も居ないので、と追い払うのだが、何故かその時は慌てて開けてしまった。
強い口調だったからのか…

そして男はやって来た。
「○○設備です」
そう言うと同時に、玄関編み戸を開けて、勝手に玄関に入って来たのだ!
そして、靴を脱ぎ慣れた様子で、勝手に洗面所に入って行く。
「ちょっと…待って!」
慌てるみかの言葉も聞かずに、勝手に洗面所の点検を初めた。
男は「だいぶん、古い洗面台ですね。水漏れとかはないですか?」
と言うと同時に、洗面台の下の扉を開け放つ。
「ちょっと!」
いくら子供でも、この以上な行為に、少しの恐怖を覚えた。
「あの!勝手に開けないで・・・」
そんな子供の声を無視して、ずかずかとお風呂場の扉を開ける男!

「ん……」
部屋の外の異様な空気を感じとった「こずえ」
そして、変な空気のするほうへ行くと、みかが駆け寄って来た!
「お母さん!あの人が勝手に…」
「あの!すいません!オタクはどちらの…」とこずえが声をかけると、
「あ!…奥さん。先日マンションのチラシにも入れていた、マルチ設備です。だいぶん古いユニットですね、何か以上とかないですか?水漏れとか。」
と畳みかけるように、言葉を被せて来る。

あまりの強い口調に一瞬戸惑ってしまう。

そして、突然男は外に出ると、湯沸かし器を見てまわる。
「奥さん、湯沸かしも替えないとダメですね。」
あまりの以上な男の行動に、こずえは怒りに震えた。

「ちょっと!うちの弟が設備関係で仕事をしています。だからユニットも湯沸かし器も弟が面倒見てくれてます!ですから、なんの工事も取り替えも結構です!」
しかし、男も食い下がる。
「でもね。奥さん。下の人から水漏れの苦情があるかも知れないですよ」
「苦情が来たら管理組合を通しますから結構です!!」

「では、台所はどうですか?」
まだ食い下がる男。
「結構です!お引き取り下さい!人を呼びますよ!」

こずえの、あまりの強い口調に男は、
「わかりました、何かあればまた連絡下さい」
ふてぶてしくそう言うと、手慣れた様子で出て行った。

こずえはベランダに向かって走り、男が車に乗ってマンションから遠ざかるのを確認した。
「はぁ……・・・・」
腰が抜けるように、ベランダのその場にへたり込んでしまった。

つづく

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