禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

絶品サラダと焼き飯

お題「思い出の味」

ということで、今はもう居ないおふくろの味「サラダと焼き飯」です。

ドレッシングの無い時代の絶品サラダ

いわゆる「おかん飯」の一つです。
この当時ってあんまりドレッシングって使わないというか、まだまだ少し高価な時代。
うちは貧乏なので母が作ってました。
レタスをなどをザックリと切り、
玉ねぎ、トマト、人参などなど、
そして忘れちゃならないゆで卵。
これが、緑色の大きなボウルの形のガラス容器。ワサッと入ったその野菜達の上から、
タップリとおふくろ特性のドレッシングがかけらる。
そして、大きなスプーンで、底からじっくりと混ぜる!
それを家族みんなで、取り皿に入れて行く。
僕はいつも、母が入れてくれました。
そしてゆで玉子の半身が入ってました。
それをフォークでザクと差してほうばる。
ドレッシングの酸味と玉子の味が混ざり合い絶妙でした!

冷や飯と言えば「焼き飯」
これも、だいだい決まっていて、
土曜日の昼は「焼き飯」でした。
学校から帰ると、
すぐに吉本。
そして台所から焼き飯の炒める準備が、
始まる。
玉ねぎをみじん切りにして、
ウィンナーもみじん切り。
更にネギをザクザクと細かく切る。
そしてそれらを手際良く炒める
母の後ろ姿。
炒め終わると、一端別のサラに。
冷蔵庫から冷や飯を出して、
アツアツのフライパンに、
油が注がれ、
その上に冷たいご飯が投入される。
パチパチという音と、刻むように冷や飯を炒める音。
時折サザと鍋を振る。
やがて、溶き卵が温まった冷や飯の上に投入される。
鍋をガンガンと振って行く母。
そのうちご飯と玉子が炒めるられて、
ばらばらになっていく。
そして、その上に先ほど炒められた、
具材達も投入。
鍋を振りながら塩コショウ。
そして最後に醤油を一回し。
じゃーっていう音、香ばしい匂いが部屋に届く。
僕はすぐさま、スプーンとサラをもって台所に向かう。
そのサラに焼き飯をどんと入れてくれる母。
このシンプルな味付けが絶品の焼き飯。
もちろんパラパラの焼き飯。
うまかったぁ。

もう食べることはできない。
かといって、自分で再現する事もできない。
食べることができないから、
尚更美味く感じるのかも知れない。
そんな母の味。