禁煙から何故か自転車にハマったオヤジです。

歯槽膿漏悪化で禁煙を決意!それから創意工夫で根性禁煙継続中!それからなぜだか自転車(MTB)の世界にハマり中です。

五十歳からの職人!(空調ダクト編2の巻き)

いよいよダクト職人の本題

 

 

 
前回はダクトの中は歩けないですよ~。
というお話しで終わってしまいましたね。
すいませんでした(*_*;
そこで、今回はちゃんとお話ししたいと思うので、よろしくお願いします。

 

知力、体力、と了解使う仕事でした!
 
ダクトと言えば、何を思います?
逃げ道!
もうそれは前回話しましたね~
じゃあ次は?
四角!
そうです!四角なんですよね。
基本。
この四角で、中が空洞であるというのが、
「肝」になってきます。
 
知力!どんな形でも展開!
 
四角い形のダクトですが、鉄板を組み合わせて作っています。
という事は、必要になってくるのは、
展開図ですね。
この展開図が頭の中で、
作成できるのが、一人前になります。
そんなの誰でもできるやん!
小学生でも習ってるし!
それに、図工でちりとり作ったで!
と言ったお父さん!
そうあなた!
それがそんなに甘くないのですよ。
 
ひし形に台形、角から円など、あらゆる形を展開!
 
このダクト屋さんですが、どんな形、大きさでも展開図を作成できます。
ひし形はもちろん、四角から先を丸く、(いわゆる角丸というやつ)更に、全ての角度が違う四角、変形しながらのS字カーブ!
等々、どんな形でも展開しはります!
すげー!
コレがダクト屋さんの知力になります。
 
体力勝負!搬入に吊りこみ!
 
展開図を作成して、加工したいわゆるダクト。
これをトラックに積み込み、
現場に搬入します。
実はダクトって結構重たいです。
マジです。
いくら中身がない空洞と言っても、
相手は鉄板です。
当然ですが、重いです。
しかも、大きくなればなるほど重くなります!!
あたりまえですね。
でも、この搬入作業とつり込み作業が大変だと思います。
だって重いですからね。
だから、ダクト屋さんの体はみんな締まってます!
筋肉がハンパないです!
ですから、身体を鍛えてお金がもらえるなんて、
甘いもんじゃございません。
 
コンピューターの革命!プラズマ裁断機!
このダクト屋さんの仕事も、
時代のIT化によって大きく変わりました。
展開図ももう書かなくていいんです。
更に加工だって、昔のように手切りや、
電動ハサミで鉄板を切らなくていいんです。
そう、プラズマの普及によって大きく変わりました。
昔のダクト屋さんは、
現場で寸法をとり。工場で加工して、搬入、
取り付け、更に寸法とり、加工と無限ループでしたが、
このプラズマの登場によって大きく変わりました。
今まで頭を悩ました展開図もいらないです。
芯芯の寸法とダクトの大きさを入力すると、
コンピューターが展開図を自動作成。
更に、プラズマ裁断機が自動で鉄板をダクトの形に切断してくれます。
これによってどんな形のダクトも簡単に作成可能となりました。
 
で本題の50歳からダクト職人はできるのか?
それは、無理だと思います。
知力の部分はコンピューターがカバーしてくれますが、
問題は体力です。
これが、たぶん歯が立ちません!
よほどの根性で乗り切っても後が続かないと思います。
ですから、今回は無理パターンでした。